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2011年11月12日

マネーボール

 1980年代の後半にカナダに住んでいた頃、暇さえあれば、野球に関する小説や文献を本屋で買っては読んでいた。
 場所柄、当然日本語の本はなく、主に英語の本を読んでいた。
 本来フランス語の方が圧倒的に本の量が多い土地柄なのに、野球の本に関しては、英語の本ばかりであった。

 その頃、最も読んでいた作家がW.P.キンセラ
 中でも最も好きだったのは、「Shoeless Joe」という作品で、自分で日本語化して日本でも売り出したいと思ったくらいである。

 唯一の問題は、まだ学生で社会を何も知らなかったこのワタクシは、訳すことはできても、売り方や売り込み方が分からなかったので、結局何もせずに時だけが流れた。

 数年後、「Shoeless Joe」の日本語版が日本でも飛ぶように売れただけではなく、ハリウッドではこの本をもとにした映画が作られ、アカデミー賞で作品賞、脚色賞、作曲賞にノミネートされるという大作になった。
 野球映画なので、野球に興味がない国では売れないのだろうが、逆に日本ではバカ売れし、ブルーリボン賞や日本アカデミー賞最優秀外国語作品賞を受賞している。

 まさにその映画こそが「フィールドオブドリームス」である。


 前置きが長くなったが、本の「マネーボール」はあのとき以来の感動をこのワタクシに与えた作品であった。
 再び、原作を読んだあとに、日本語化してやろうと考えたのだが、相変わらず未熟なこのワタクシは何もできずに、時だけが流れた。


 「フィールドオブドリームス」と同じように映画化された「マネーボール」を、なんとこのワタクシの人生では今までになかったことだが、初日に映画館で見た。


 う〜む、何かが欠けているぞ。

 ブラッド・ピットは良い役を演じていたし、体格的にどうも仲間のような気がしてしまうジョナ・ヒルも良い味を出していた。


 しかし、全体的に何が言いたいのかよく分からない作品であった。
 恋愛でもなくコメディでもなく、サスペンスもなく、ハッピーエンドもない。
 なんだろう、ただ演技力だけで何かを表現しないといけないというような映画になってしまっていた感が拭えない。

 それも仕方がないことではある。
 主人公は実在するし、その主人公が働いているチームは、そこそこはやったが、一般大衆が期待するような結果、つまりワールドシリーズで勝つなんてことは考えられないし、映画でもそこはフィクションにはできなかったのだろう。

 逆に原作を読んでいたから、もっと野球の細部のデータにこだわるのではないかと期待しすぎていたのかもしれないが、原作を読んでいない人は、どこかに感動するのだろうか?聞いてみたいものである。


(関連エントリー)
 「なぜ「ワールド」シリーズと呼ばれるのか


ラベル:映画
posted by ぱんちょ at 00:00| Comment(0) | ぱんちょなエッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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