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2010年03月20日

フランス人が英語を話さないという迷信

 このワタクシ、幸か不幸か、フランス語を勉強したのはカナダのモントリオールである。
 モントリオールは、世界でパリの次に多いフランス語話者人口を持つ都市と言われている。

 フランス語通の間では、「カナダのフランス語」と言うだけで激しく訛っているという思い込みがあるようだが、日本国内の日本語教育でもそうであるように、教育の場で訛ったフランス語を教えることなどなく、現実的に、仏加のフランス語の違いなんて、英米の英語の違いと大差ない。

 そんなこのワタクシが初めて欧州に渡ったのは、ある程度普通にフランス語が話せるようになってからである。
 大学が外国語学部英語学科だったにも関わらず、卒業旅行でフランス語圏だけに行ったのである。

 最初に着いたベルギーで度肝を抜かれた。
 数の数え方が違うのである。
 どう違うかをイチイチ書いてもフランス語を知らない人にはチンプンカンプンだろうし、フランス語を知っている人からすると当たり前の話なので、ここでは割愛する。

 いずれにしても、ブリュッセルの空港でジュネーブに行くための飛行機のチケットを買うのに言われた数字が理解できなかったので、「それは、フランスのフランス語で言うとこういうことか?」と聞き直したくらいである。そして、そのフランスのフランス語とカナダのフランス語は同じ表現方法であった。
 

 その後、ジュネーブの駅で、パリ行きのTGVに乗ろうとしていると、おそろしい数の日本人の女子大生が途方に暮れていた。
 それとなく聞き耳を立てていると、「パリ行きのTGVが満席」とのことであった。それはマズい。。。
 とりあえず、駅のカウンターに行き、「パリまで」と言うと、係員が「あいにく満席です」なんて言っている。
 困ったこのワタクシは、「直通でなくても良いので、パリまで行く手段はないのか?」と聞くと、「リヨン経由ならガラガラだ」と係員。
 「ほな、それ頂戴」と言って、このワタクシは席を確保した。

 チケットを持ってカウンターを離れたこのワタクシを見て、さきほどの女子大生の大群がこのワタクシのところにやって来た。
 「パリまでですか?」、「チケットあるんですか?」、「言葉通じましたか?」など口々に聞いてくる。
 「リヨン経由だけど。。。」と答えると、「私たちの分も買ってください」と頼まれ、大量のスイスフランを手渡された。
 
 期せずして同胞を助けることになったこのワタクシは、再びカウンターに行き、「リヨン経由のパリまであと25枚」とお願いした。
 なんと、15人だったか何人か以上は割引とのことで、預かった金がかなり残った。
 女子大生の元に戻りチケットとお釣りを渡そうとすると、「お釣りは取っといてください」とのことであった。さすがは、バブル期の女子大生である。
 ところが、お釣りは「取っといてください」というレベルの少額ではない。
 とはいえ、「取っといてくれ」というので、とりあえず、彼女たちが立ち去った後、その金でファーストクラスに格上げしたのは言うまでもない。

 それはそれとして、問題は、そのジュネーブ駅でこのワタクシが話した言語は英語だったということである。
 彼女たちは「フランス語が通じなくて。。。」なんて言っていたのだが、そもそもカウンターの係が話していたのは英語である。


 そもそも論として、英語がどの程度の国際的な言語かは別として、英語を除く西洋諸国の言語をいくらこちらができたとしても、それらの言語の母国語とする人々は、我々の容姿を見た瞬間に、自分たちの言語ではなく英語を話そうとするものである。
 モントリオールやジュネーブでフランス語を話そうとしても、バルセロナでスペイン語を話そうとしても、そんなもんである。
 我々日本人も、日本において容姿で明らかな外国人にいきなり日本語を話されても、英語を話したりするもんである。


 パリ、、、フランス語を話す人間にとっては聖地である。
 このワタクシも、自らのフランス語を使おうと意気揚々としていたものの、土産物屋やレストランでは英語しか話されない。
 このワタクシのフランス語が下手かどうかを判断する前から英語である。

 パリには当然ながら大量の日本人観光客が訪れている。
 「フランス人は、英語を使おうとしない」とか「こちらが英語を話しても使おうとしない」と偉ぶっている日本人が沢山いるのは、あの頃も今でもあまり変わらない。
 しかし、少なくともこのワタクシがそういう場面に直面するときに共通して言えるのは、「フランス人は英語を話している」のに「日本人の英語が通じていない」というのがほとんどである。
 つまり、英語を話しているフランス人に対して「フランス人は英語を話さない」と言っている訳である。(というか、ロンドンで通じるほどの英語力を持った日本人なら、外国語教育は問題にならんでしょう)
 多分、そういう連中は、同じ欧州旅行で立ち寄るであろうロンドンでも英語は通じていないだろう。

 そして、もし仮にフランス人がほんとうにフランス語以外話していなかったとしても、偉ぶる必要はないはずである。
 東京ですら、ほぼ全ての店で日本語しか通じない。


 このワタクシとしては、フランス人が英語を話さないことよりも、フランス語を話さないことに憤っているし、ある意味屈辱的である。


(関連エントリー)
 「パリ症候群
 「フランス人でよかった
 「モンマルトルの指輪

 「言語切り替えスイッチ
 「我々の母国語
 「日本語の柔軟性万歳!


ラベル:言語
posted by ぱんちょ at 00:00| Comment(6) | ぱんちょな言語エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
モントリオールがフランス語圏と言うことを知らずに英語を学びに行き、結果フランス語を習得して帰ってきたという噂は事実ですか?
Posted by 私設秘書 at 2010年03月24日 19:48
私設秘書さまのコメントに追加

英語学科在籍中にですか?
そうだとしたら、それでも英語学科を卒業できるんですか?
Posted by miha at 2010年03月25日 11:06
ほんまでっか。
Posted by 46 at 2010年03月28日 00:29
私設秘書さま

 むむむ、、、真相は闇の中。。。
Posted by ぱんちょ at 2010年04月02日 03:48
mihaさま

 別に法学部を出る人が全員司法試験に通るってこともないでしょう。。。
Posted by ぱんちょ at 2010年04月02日 03:49
46さま

 なんのこっちゃ。。。
Posted by ぱんちょ at 2010年04月02日 03:49
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