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2008年01月08日

アムステルダムの悪名高い売春宿に閉鎖命令

 このワタクシ、ロッド・スチュワートの大ファンである。
 ちなみに、歌手で師と仰いでいるのは、ロッドに加えて、ドン・ヘンリーとやしきたかじんである。我が家ではこの三人の曲が交代々々に四六時中流れている。

 そのロッド・スチュワートの名曲に、"You're in my heart"(邦題:「胸につのる思い」)というバラードがあるのだが、彼のバラードの中ではこのワタクシが最も愛する曲である。
 この曲の歌詞は、「いろいろな女性にちょっかいを掛けられたけれども、君が好きだ」みたいな内容なのだが、ちょっかいを掛けてくる女性の一人に、「オランダ訛りの胸の大きい女性」がいる。
 思春期にこの曲を聴いて以来、このワタクシの頭の中では、「オランダ女性=巨乳」という構図が出来上がってしまった。

 20代の頃、毎月のようにアフリカや中近東各国に出張していたのだが、当然このワタクシは、アムステルダム経由である。一般的には、パリやロンドン、フランクフルトなどを経由してアフリカに行く人が多いようだが、このワタクシは、とにかくKLMオランダ航空の女性客室乗務員目当てである。
 最初のうちはアムステルダムでの乗り換えだけで入国することすらあまりなかったのだが、しだいにオランダでも仕事ができたりして、アムステルダムやロッテルダムにもしばしば行くようになった。

 あるとき、アムステルダムで少し時間があったので、ホテルのオッサンに「この街で楽しいところはないか」と聞くと、「Yab Yum」とメモしてくれた。
 タクシーの運ちゃんに「Yab Yum」のメモを渡し、「どんなところだ?」と聞くと、「なんだ、お前知らんのか?」というような怪訝な顔をされた。
 運ちゃんの説明によると、「男にとっては最高に楽しいところ」らしい。しかし、それがどう聞いても「どのように楽しいか」は判らなかった。運ちゃんも、挙句の果てに「行けば判る」としか言わなくなった。

 「Yab Yum」の前で降ろされたこのワタクシは、いわゆる西洋建築の大きな扉の前で一瞬ビビッた。
 要するに、明らかにバーやレストランではないのである。
 というか、その場所が本当に「Yab Yum」であるかどうかすら判らない。
 とりあえず、呼び鈴を押すと、黒い服を着たイカツイ男が出てきて、「中に入れ」と言う。
 かなりビビリながら中に入った。
 ソファに座らされたこのワタクシは酒を勧められ、女性の顔写真がたくさん載った冊子を手渡された。

 「ここはどういうところだ?」と聞くと、またまた怪訝な顔をされたが、黒服はあっさりと「売春宿だ」と言うではないか。
 「写真から女性を選ぶか、このフロアのカウンターにいる女性から一人を選べ。体力と金があるなら二人以上選んでも構わない」と説明があった。
 そのあと、値段を聞くと、(何ギルダーだったかは覚えていないが)大層低価格だった記憶がある。というか、あの頃、円は今では考えられないくらい高かったから、現地通貨建てでは安く感じただけかもしれない。
 とはいえ、少なくとも日本では、この手の店は後から後から金を取られるということが当たり前なので、美女が数人たたずんでいるカウンターを横目に逃げる方法ばかり考えていた。
 とはいえ、「オランダ人=巨乳」という構図が頭の中で駆け巡っていたことも否定はしない。

 なかなか逃げる方策は見つからない。
 「ええい、もうこうなったら遊んでいくかっ」と思ったこのワタクシは、「オランダ人はいるのか?」と聞くと、なんと答は「今日はいない」というつれないものであった。。。
 その瞬間、このワタクシは、無意識に「じゃぁ、帰る」と言っていた。
 いとも簡単に開放された。案外ボッタクリではなかったのかもしれないと思ったこのワタクシは少々後悔していた。
 再び黒い大きな扉が開かれ、このワタクシが外にでると、念のために待たせておいたタクシーの運ちゃんが「へっ?」という顔をしている。
 「もう終わったのか?」的な表情をしているので、こんなに早く終わったと思われるのも癪なので、「いい女はいなかった」とうそぶいた。もう二度と会うこともない外国のタクシーの運ちゃんに見栄を張っても仕方はないのだが。
 
 あれが本当に「Yab Yum」であったかどうかは判らないが、その「Yab Yum」が閉鎖されるようである。

(引用)
アムステルダムの裁判所、悪名高い売春宿に閉鎖命令
 [アムステルダム 4日 ロイター] オランダの首都アムステルダムにある裁判所は4日、当地にある悪名高い売春宿であり、世界最高級の男性向けクラブを自称する「Yab Yum」に対し、閉店命令を下した。
 同店は先月、アムステルダム市が、犯罪活動に絡んでいるとみられる企業を閉鎖することができる法律に基づいて同店の免許取り消しを決定したのを受け、この問題を法廷に持ち込んだ。
 同店は判決が下される前に声明で、店舗が暴走族の手に渡ったとされる申し立ては「全くの誤り」だとしていた。
 アムステルダム市は昨年12月、人身売買やマネーロンダリング(資金洗浄)、薬物乱用の取り締まりを強化するため、同市にある赤線地区を一掃する計画を発表。売春あっせん業者を取り締まったり、売春宿の経営者や売春婦をかくまっている者などに対し、許可の申請を求めることで、強要売春行為の撲滅を目指している。
 同市のスポークスマンによると、Yab Yumは7日に閉店しなければならない。一方の同店は、新たな許可を認めない市の決定について上訴中という。
(引用終)
ラベル: アレ
posted by ぱんちょ at 02:37| Comment(4) | TrackBack(0) | ぱんちょな旅の物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あおのりさま

初めまして。
偶然このページにやってきました。

タイトルに「アムステルダムの悪名高い売春宿に閉鎖命令」とあるのに、ずっと「ロッド・スチュワート」の話が続くので、どうなっているのかと思っていたら、見事に話が出来上がっていますね。

関連エントリーも読みましたが、どれもこれもすごく起承転結がしっかりしていて、また時々承と転があったりなかったりしながらも、ドンと結がくるところがすごすぎます。

そして、一番驚いたのは、これだけのエッセイを何年も書き続けているということですね。

感想文のようになってしまって申し訳ありませんでしたが、今後も期待しています。
Posted by 一ファン at 2008年01月10日 01:31
一ファンさま、
 そんな大層なものではありませんが、今後とも訪問いただけると幸いです。
Posted by あおのり兼ぱんちょ at 2008年01月10日 12:35
何はともあれ、ご無事でなによりです。。。^^;

余談ですが、ロッド・スチュアートの名を見て、私は『ベイビー・ジェーン』の曲を思い出し、頭から離れなくなりました。あのハスキーボイスはセクシーですね。
Posted by ひまひま at 2008年01月11日 15:50
ひまひまさま

>何はともあれ、ご無事でなによりです。。。^^;
 まったくです。

>私は『ベイビー・ジェーン』の曲を思い出し、頭から離れなくなりました。
 『ベイビー・ジェーン』という文字を見てしまったこのワタクシの頭からもこの歌が離れなくなりました。。。

>あのハスキーボイスはセクシーですね。
 やはり、ハスキーボイスでは、ロッドとドンが双璧だと思います。
Posted by ぱんちょ at 2008年01月11日 19:43
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