いきなりパスポートが偽造と発覚し、日本語で質問をしても、言葉そのものよりも、日本事情がまったく理解できていなかったということである。
それにしても、このニュースの驚くべきところは、その女性がたった半年で日本語を覚えたということだ。
我々語学屋からすると、語学は究極的には反復練習の積み重ねでしかないので、ある程度のレベルを何度も反復し、次のレベルに行きまた何度も反復していれば、いずれ身に付くものである。というか、みんな母国語はそうやって覚えたはずである。
大人になると知恵が出てくるので、時間的には少し加速できるかもしれないが、六ヶ月は不可能である。(だから巷で売られている「○ヶ月でできる○△」なんて本は全てありえない。。。)
だから、多分この報道自体が面白おかしくその部分を取り上げているだけで、実際には片言の日本語であったということは間違いない。
そもそも、蛇頭の雇う家庭教師がまともなヤツとも思えないし。
この女性、カナダに密入国することが目的であったのであれば、最初からカナダに乗り込んだ方がよかったのでは。
カナダなら、特に移民の一世あたりでは、まだ言葉は勉強中という人は普通に多いだろうから、言葉で足が付く確率は日本人になりすますよりは低かったと思うのだが。
そういえば、昔、バンクーバーとシアトルの中間地点にある国境で入国審査を受けたとき、カナダの公用語であるフランス語で通したら、相手が(公務員のくせに)あまり理解できずにそのまま突破できた。(陸路でのカナダ入国は、世界有数に大変なのである)
それ以来陸路のときは、相手の言語と違う言語で攻めることにしている。(空港でも何回かトライしたが空港の方はたいていバイリンガルだ。。。)
(引用)
おかしな日本語で御用!半年かけ家庭教師から教わったのに…偽造ICパスポートで密出国図る―北京市
(Record China - 11月03日 00:52)
2007年10月30日、偽造された日本のICパスポートで密出国しようとした女性が北京の出入国管理警察に取り押さえられた。女性が日本語でわめき続けたところ、その発音がおかしいことから密出国が発見された。10月30日午後、警察が一人の女性が所持していた日本のICパスポートをチェックしたところ、それが偽造パスポートであることを発見した。警察の質問に対し、林と名乗るその女性は日本語でわめき、自分は日本人だと主張した。日本語の話せる警察官がねばり強く質問を続け、話題が日本の事情に及ぶと突然その女性は要領を得なくなり、文法上もおかしな日本語が頻発したところで勝敗は決した。 その後の取り調べで、女性は“蛇頭(スネークヘッド)”の用意した日本のパスポートを手に入れ、出国後はカナダへ密入国するつもりだったとついに認めた。日本語は、偽の身分に合わせるため家庭教師を雇い、半年にわたり苦労して覚えたそうだ。
(引用終)
それにしても、なぜいきなり警察にパスポートをチェックされるのかなど分からないことが多いニュースだ。
出国検査のときに出入国検査官にパスポートを見せたらバレただけの気がしないでもない。
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