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2006年08月18日

日本語の柔軟性万歳!

 世の中には、巷の「英語の氾濫」を嘆く人が多いが、これって問題なのかな〜?

(引用)
イザ!:【コラム・断】「一体どこの国ですか」
 最近の新聞記事を目にしていると、英語の文字がいやに多い。ワールドカップはW杯、経営権取得を目的とした株式公開買い付けのTOB、企業の合併・買収のM&A、ミサイル防衛のMD、高速道路の自動料金システムのETC、その他エトセトラ。WTO(世界貿易機関)やEU(欧州連合)やGDP(国内総生産)くらいは大体わかるが、こうまで英文字を並べられるとここは一体何処の国なのか、といぶかしくなる。
 郵政4事業の社長職について、毎日新聞(8月2日朝刊)の記事に、「COO『社長』に波紋」「官僚色強くCEOは『名誉職』」との見出しがついていたが、これは何のこっちゃ、と一瞬頭をひねってしまった。もちろん記事の内容を読めば、それなりに理解はできるが、COO(最高執行責任者)とかCEO(最高経営責任者)などと何ともめんどくさい文字ばかりが並んでいるのである。
 先日ある小さな出版社(社員は3人程度)の社長さんと会ったときに、渡された名刺にCEOと肩書がついていた。たしかに「社長」であるから「CEO」なのだろうが、失礼ながら微苦笑しそうになった。慣れればそれまでだが、国語力の低下がいわれ、「言葉の力」の回復が求められているときに、これはいかがなものか。
 『年次改革要望書』に盛られたアメリカ様の要求に従うことが、日本政府のお仕事であるとはいえ、何でもかんでも受け入れていれば、日本という「国」の名前もそのうちなくなるだろう。外国で日本人観光客に「社長サン」と呼びかけていた物売りは、これからは「CEOさん」と呼ぶのだろうか。(文芸評論家・富岡幸一郎)
(引用終)


 もっとも、このワタクシも日本語で言えることを外国語で言っていることには、なんとなく違和感を感じている一人である。
 しかし、嘆いている人の意見って、みんな「なんとなく」嘆いているだけで、その意見を賛成できないケースが非常に多い。(別に、引用記事をけなしているわけではない、、あしからず)

 そこで、"あえて"「外国語の氾濫を容認」する意見を考えてみた。

1)日本語の中の中国語
 日本語に外国語の氾濫が多いというが、外国語である中国語を日本語から抜いたらどうなるのだろう?
 とりあえず、このワタクシの書いているこの文章は成立しない。
 それでは、平仮名とカタカナだけで成立するかというと、よく考えたら、平仮名もカタカナも中国語から無理やりひねり出したようなもんである。
 要するに、英語の氾濫を嘆くのであれば、中国語の氾濫を嘆かないと本末転倒である。
 そう言うと、たいていの人は、「歴史的に」とか言い出すであろう。だとしたら、英語が氾濫しても定着すれば良いということになる。

2)日本語の中の外来語
 小学校あたりで習う「外来語」の授業で必ず出てくるのが、ポルトガル語から日本語に定着してしまった「テンプラ」と「カステラ」である。この二つを見ていると面白いのだが、どういうわけか「テンプラ」には「天麩羅」とか「天婦羅」という当て字(当て中国語)がある。一方、「カステラ」は「カステラ」のままだ。
 しかし、どちらの言葉をとっても、「外国語の氾濫」に挙げられることはないであろう。
 要するに定着したからだ。
 ドイツ語から由来している「カルテ」だってそうだ。

 つまり、日本語という言語が、中国語を取り入れたり、ポルトガル語を取り入れたり、ドイツ語を取り入れたりして、たりない部分や、日本には無いモノ、無い概念を補ってきただけではないのか。
 世界の中心的な言語がいつまで英語かは判らないが、いずれ違う言語に変わるだろう。
 仮に将来中国語が世界の中心的な言語となった場合、「外国語氾濫反対」論者は、そのまま同じ漢字で入れることを反対するのだろうか?
 絶対に同じ漢字のまま取り入れるだろう、いくら中国を嫌っている日本人が多くても。どうして、最大の同盟国のアメリカの言葉が氾濫したら嫌なのだろうか。


 こう自分で書いていて、今まで「外国語氾濫反対」の立場であった自分が、一番説得されてしまった。
 な〜んて思いながら、一つ気になるのは、外来語がアルファベットのままそのまま入ってきていることよりも、その意味もロクに考えずに使い出していることが一番問題なのではないのか、ということである。

 余談だが、、、
 1960年代頃までは、中国で使われている学術用語のほとんどが日本からの輸入であったらしい。
 要するに、日本が外国(特に西洋)の言葉を一生懸命漢字に(つまり中国文字)に訳して使っていたのが逆輸入されていたわけである。「政治」や「経済」という言葉のみならず、「共産党」という言葉まで日本から輸入しているという話だから驚きである。
 しかし、ある日突然、日本は、大量に入ってくる外来語をカタカナで表現するようになってしまった。困ったのは日本よりも中国であろう。それ以来、中国は自分で翻訳するようになった(多分、それ以前も多少はやっていただろうが)。
 よって、ここ30年くらいの外来語というのは、日本語ではカタカナ、中国では漢字となっているものが多い。
 おかげでこのワタクシが中国語を勉強するときに大変迷惑を被ったのである。。。
 
 話を本題に戻すと、「政治」という言葉は何語から訳して造語したのかは知らないが、明治の日本にはこの概念が無かったから「政治」という言葉を作ったわけである。
 つまり、「政治」という言葉は、漢字(つまり、日本語[?])のような格好をしているが、そもそも日本にはなかった概念である以上外来語(の翻訳+造語)である。

 「外国語氾濫反対論者がなんとなく嘆いているだけ」と冒頭に書いたが、要するに彼らは(このワタクシも含めて)、文字という見えている部分だけで、日本語か外国語を論じているだけではないのか。
 「internet」という言葉を「インターネット」とした時点で、もう「インターネット」と言ってもアメリカ人には(発音でも)通じない立派な日本語である。その「インターネット」の概念も、日本語とアメリカ英語では違うものかもしれない。「politics」と「政治」が違うように。。。

 讃えるべきは、我々の使っている日本語の柔軟性なのではないだろうか。

 (日本語問題では熱くなってしまうのが、このワタクシの欠点である。。。)
ラベル:日本 言語
posted by ぱんちょ at 05:34| Comment(0) | TrackBack(2) | ぱんちょな言語エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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